A beautiful mind
この作品に、このタイトル。果たしてつけられるだろーか。ね?
この映画、何回目だろ。みたの。何回見ても、同じところで胸がいっぱいになって、電車で見ようものなら、花粉症かおセンチな人か、と噂されちゃうようなウルウル加減になります。ドライアイの人にゃ、目薬よりも効くと思う。
なんて言っても、あのジョンの物憂げな目がいい。物を見てるんじゃなくって、考え事してる時にたまたま目が開いてた、みたいな感じ。それが日常的で。こんなにカラフルでチョコチョコ変わる視界よりも頭の中の方が楽しいってのは、すんごい自己陶酔。集中力。本人はそんなのこれっぽっちも意識してないんだろうけどね。
でね、この物語は切なくもジーンってあったかくなるような作品で、たまに見たくなる。でも場面や映画のストーリーを思い出せてもタイトルが出てこないことがある。A beautiful mind
聞くと、あぁそうだった、ってなるけど、また忘れる。
私がもしも、『この映画、まだタイトルが決まってないからつけてよ。』って言われたら、なんてつけるだろ。personal figureとかunsolved and completeなんて、こ難しい感じにしちゃうと思う。
beautifulって美しいって意味で、視覚だけじゃなくって、数学的な美しさ、愛情の美しさ、とかにも使えるわけで。映画をみて、美しいって表現がパッて出てこないから、タイトルを忘れちゃうんだと思う。
そもそも日常で美しいって言葉を視覚以外に使ってないのかも。
今日から使おうっと。美しいって表現。
あぁ、なんて美しい景色だろ。
って、そうじゃないってば。笑
目で探しちゃ、ダメ。美しさを。